季節外れの徒桜に寄せて
Snow Man ASIA TOUR 2D.2D.
開催おめでとうございます。
全9公演。
ジャニーズ初の、オンライン配信でのデビューコンサート。
悔しい、寂しいって気持ちはやっぱりあった。
だってそりゃ会いたかったもん、SnowManを好きになってまだ一度も直接好きを伝えられてない。
やりきれない思いだけが残って、どこに感情ぶつけたらいいのかわかんなくてたまにちょっとだけ泣いたし。
でも、阿部くんの挨拶の言葉ではっとした。
「これがSnow Manのデビューコンサートです。」
「これがSnow Manのデビューコンサートだったんです。」
どれだけ悲しんだって何を言ったって時間は戻らない、この情勢も変わらない、起こってしまったことは変えようがない。
悲しんでるうちにどんどん時間は過ぎて、あっという間に決断の時が来て、たった一度の、最初で最後のデビューコンサートはもうすぐ終わる。
そして何を言おうが思おうがこの4日間が「Snow Manのデビューコンサート」として一生、記録に残る。その記録を自分たちの声で悲しいもの、寂しい思い出にしちゃだめなんだよね。
「配信だったから悲しかった」記憶じゃなくて「配信でもすごく楽しかった」記憶に。
無理に思い込もうとしなくたって毎公演そう思ったよ。頭からつま先まで楽しい、嬉しい、大好き、って気持ちしかなかった。
最高に最強に素敵なデビューコンサートでした、本当におめでとう。
阿部亮平くん。
詳しいことはまたお手紙にしようと思うけれど、少しだけ。ジャニーズに、Snow Manの阿部亮平になってくれてありがとう。
阿部くんがジャニーズJr.として駆け抜けた15年のうちの、たった一瞬。その一瞬の輝きを見つけられた自分のことをとても誇りに思います。
銀テープ、降ったね。
形として手の中に残らなくても、何度も何度も頭上に掲げたその煌めきが眩しかったよ。それだけで十分だった。
色とりどりの花吹雪も、派手な特攻も、絢爛な衣装とステージも、全部全部この日のあなたの、あなた達の為に作られたんだね、すごいなあ。
横アリ単独公演で「全てはこのためだったと言える景色へと」と歌ったあなたに降りそそいだ紙吹雪が、デビュー曲をバックにステージへ昇る背中にふきあがったあの光景を、きっと一生忘れません。
阿部くんを好きになってすぐ、雑誌のインタビューで阿部くんが「僕もアイドルとして、誰かのヒーローになりたい」と答えているのをみて、すごく嬉しくなったことを思い出しました。
謙虚な阿部くんはきっと、わたしひとりがもうなってるよ、と言っても簡単には信じられないかもしれない。でもそれなら何回でも何人分でも言うよ、もうわかったって笑われても何度でも言わせて欲しい。わたしだって負けず劣らず欲張りだからね。
阿部くんに助けられて、元気をもらって、明日を生きる活力をもらって、わたしも今日、大好きなアイドルの記念すべきデビューコンサートの日を迎えられました。本当に本当に、ありがとう。
阿部くんはわたしにとって最高のアイドル、最高のヒーローです。
何度も何度も画面越しに手を振ってくれてありがとう。振り返してたの、見えたかな。
挨拶、泣かないだろうなと思ってたけど本当に泣かなかったね、最初から最後までとびきりの笑顔で阿部くんらしいなって思いました。
また会おうね、絶対に会おうね。
肌で熱を感じられる距離で、叫んだ声が届く空間で、お互い全力で好きを伝えられるその日を、心待ちにしています。
改めてデビュー、おめでとう。
2020.10.25